なまけもの日記

人生のメモ帳

ツールの共有化(NFS)

研究室で導入時に自分用作業ログとして記録しておいた時のメモ、折角なのでブログネタとして公開。


■要求:ワークステーション(サーバ)で使用しているツールを別のワークステーション上で動作させる。VNC接続でツールを実行するのではなく、クライアント側のマシンでツールの処理を実行。
■環境:サーバ・クライアント共にCentOS 5.5
■サーバ側:

  • yumNFSに必要なツールをインストール(デフォルトで導入済み)
  • サーバ側のマウント(同期)させるディレクトリを用意(今回はツールをインストールしている/optディレクトリを同期)
  • 共有するクライアント側のディレクトリを指定

/etc/exportsを編集

# vi /etc/exports
/opt <クライアントのIP>(rw,sync,no_root_squash)

  • その他のアクセスを制限

# vi /etc/hosts.deny
portmap: ALL
locked: ALL
rquotad: ALL
mount: ALL
statd: ALL


# vi /etc/hosts.allow
portmap: <クライアントのIP>
locked: <クライアントのIP>
rquotad: <クライアントのIP>
mount: <クライアントのIP>
statd: <クライアントのIP>

# system-config-securitylevel-tui

  • サービルの起動、システム起動時に自動的にサービスが立ち上がるように設定。

# /etc/rc.d/init.d/portmap start
# /etc/rc.d/init.d/nfslock start
# /etc/rc.d/init.d/nfs start
# /sbin/chkconfig portmap on
# /sbin/chkconfig nfslock on
# /sbin/chkconfig nfs on

■クライアント側
サーバとマウント(同期)できるかの確認。ここで無事マウントできなければサーバの設定等を見直し。主にファイアーウォールの制限を確認。

# mount -t nfs <サーバのIP>:/opt /opt

起動時に自動的にマウントするように設定

# vi /etc/fstab<サーバのIP>:/opt /opt nfs rw 0 0

必要か分からないが、サービスの起動とシステム起動時に立ち上がるよう設定。

# /etc/rc.d/init.d/portmap start
# /etc/rc.d/init.d/nfslock start
# /etc/rc.d/init.d/netfs start
# /sbin/chkconfig nfslock on
# /sbin/chkconfig portmap on
# /sbin/chkconfig netfs on


■マウント後

  • ツールを使用するためにパスを通す。
  • .cshrc等にパスの追加(追加後、sourceコマンドで有効化)
  • ツールの実行(GUIで起動)


■メモ

  • 動作確認、特にGUIツールが立ち上がるかの確認の為にサーバ側にOpenOfficeを導入(/optにインストール)
  • サーバ・クライアント間で/optを共有(マウント)
  • クライアント側にパスを追加設定
  • クライアント側でコマンドを実行して、GUIOpenOfficeが立ち上がることを確認。


■実際の使用において

  • ツールの使用制限にIP制限がある場合は、サーバ側のIPだけでなくクライアントのIPを申請する必要がある。