なまけもの日記

人生のメモ帳

有能な怠け者、無能な怠け者

有能な怠け者は司令官に、有能な働き者は参謀にせよ。
無能な怠け者は、連絡将校か下級兵士にすべし。
無能な働き者は、すぐに銃殺刑に処せ。


「有能な怠け者」は有能であるが故に事の是非を決することができる。
そして、怠け者であるが故に他人を用いて任せることもできるので上に立つ者として最適である。
「有能な働き者」は事を判断することはできるが、働き者であるが故に他に任せきることができない。
よって、上に立つよりも参謀として輔佐する立場が適当である。
「無能な怠け者」は自分で判断できないし、自ら動こうともしない。
よって、命ぜられたことをそのまま遂行する立場に適任である。
「無能な働き者」は自分で適切な判断もできないのに、勝手に動く。
これは、余計な事をして迷走する者である。

ハンス・フォン・ゼークト - 有能な怠け者 - 名言・座右の銘
ドイツ陸軍を再建した「ハンス・フォン・ゼークト」の言葉とされる。


有能な怠け者。これは前線指揮官に向いている。
  理由は主に二通りあり、一つは怠け者であるために部下の力を遺憾なく発揮させるため。そして、どうすれば自分が、さらには部隊が楽に勝利できるかを考えるためである。
有能な働き者。これは参謀に向いている。
  理由は、勤勉であるために自ら考え、また実行しようとするので、部下を率いるよりは参謀として司令官を補佐する方がよいからである。また、あらゆる下準備を施すためでもある。
無能な怠け者。これは総司令官または連絡将校に向いている、もしくは下級兵士。
  理由は自ら考え動こうとしないので参謀や上官の命令どおりに動くためである。
無能な働き者。これは処刑するしかない。
  理由は働き者ではあるが、無能であるために間違いに気づかず進んで実行していこうとし、さらなる間違いを引き起こすため。

ハンス・フォン・ゼークト - Wikipedia
ハンス・フォン・ゼークト(Hansvon Seeckt; ヨハネス・フリードリヒ・レオポルト・フォン・ゼークト:Johannes Friedrich Leopold von Seeckt, 1866年4月22日 - 1936年12月27日)はドイツの軍人。第一次世界大戦ヴェルサイユ条約による厳しい軍備制限の下でドイツ陸軍を再建した。




今の自分はどれだろう?


"他に任せきることができない"、"あらゆる下準備を施す"という言葉に共感することができるから、どちらかと言えば"怠け者"より"働き者"側の人間なのだろうか?


...処刑されないように努力します。


有能な怠け者になりたいな。