現在,研究室ではAltera社のFPGA開発ツールQuartus2を利用しているのだが,研究の都合上Quartus2内の機能Chip Plannerを利用する必要がある.そのため,無料版のWeb Editionではなく有償版のSubscription Editionを利用.
Quartus2のツールライセンスは,Altera社が大学関係者向けのuniversity programにて提供されているライセンスを利用.ライセンス形式は研究室内の複数台の開発機で開発可能にするため,開発機固有のライセンスではなく,Floatingライセンス形式を利用.
このFloatingライセンスを利用するためには研究室内でライセンスサーバを立ち上げる必要があり,ライセンス認証にはFLEXlmというライセンス管理用ツールが用いられている.その設定が面倒だったのでメモとして残す.
・Altera社のライセンス設定のページ
http://www.altera.co.jp/download/licensing/setup/lic-setup.html
・Floatingライセンスサーバの設定の詳細
http://www.altera.com/download/licensing/setup/lic-setup-float-unix.html
■環境
CentOS 5.6 64bit
Quartus II Subscription Edition 12.1
ツールのインストールディレクトリ: /altera/12.1/quartus/
■ライセンス申請(うろ覚え)
私が直接申請したのではないが,フローティングライセンスのライセンスサーバとするサーバのIPやホスト名,接続する端末の台数などを申請する.審査後にライセンスファイル(○○_License.dat)が送付され,このライセンスファイルをサーバ上に移動させる.
・/altera/license/○○_License.dat
■ライセンスファイルの初期状態(○○_License.datの一部分)
SERVER
**********
VENDOR alterad
USE_SERVER
・修正箇所
alteradのパスを指定.また,ここではalteradの通信用に,上記の
・修正後の例
SERVER hostname.ac.jp ********** 1715
VENDOR alterad /altera/12.1/quartus/linux64/ PORT=1716
USE_SERVER
■ライセンス認証用のポート開放
ポートは2種類必要(例:1715, 1716)であり,両方ともTCPのポート解放を行う必要がある.
■ライセンスサーバの起動や停止のコマンド
・起動
/altera/12.1/quartus/linux64/lmgrd -c /altera/license/○○_License.dat -l /altera/license/license_file.log
・確認
/altera/12.1/quartus/linux64/lmutil lmstat -a -c 1715@
/altera/12.1/quartus/linux64/lmutil lmdown -c 1715@
setenv QUARTUS_DIR /altera/12.1/quartus
setenv ALTERA_DIR /altera/12.1/
set path = ($path $QUARTUS_DIR/bin)
set path = ($path $QUARTUS_DIR/linux64)
set path = ($path $ALTERA_DIR/modelsim_ase/linux)