- 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 156人 クリック: 3,495回
- この商品を含むブログ (419件) を見る
「箱」=「自己欺瞞」
「自分への裏切り」という考え方に納得させられ、視野が狭くなっている自分のダメな部分に気付かされました。
以下、引用メモ
■自分への裏切り
- 自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動を、自分への裏切りと呼ぶ。
- いったん自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。
- 周りの世界を自分の正当化する視点から見るようになると、現実を見る目がゆがめられる。
- したがって、人は自分の感情に背いたときに、箱に入る。
- ときが経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格と見なすようになり、それを持ち歩くようになる。
- 自分が箱の中にいることによって、他の人達をも箱の中に入れてしまう。
- 箱の中にいると、互いに空いてを手ひどく扱い、互いに自分を正当化する。共謀して、互いに箱の中にいる口実を与えあう。
■箱の中にいるときに、しても無駄なこと
- 相手を変えようとすること
- 相手と全力で張り合うこと
- その状況から離れること
- コミュニケーションを取ろうとすること
- 新しいテクニックを使おうとすること
- 自分の行動を変えようとすること
■知っておくべきこと
- 自分への裏切りは、自己欺瞞へ、さらには箱へとつながっていく。
- 箱の中にいると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる。
- 自分が人にどのような影響を及ぼすか、成功できるかどうかは、すべて箱の外に出ているか否かにかかっている。
- 他に人々に抵抗するのをやめたとき、箱の外に出ることができる。
■知ったことに即して生きること
- 完璧であろうと思うな。よりよくなろうと思え。
- すでにそのことを知っている人以外には、箱などの言葉を使うな。自分自身の生活にこの原則を活かせ。
- 他の人々の箱を見つけようとするのではなく、自分の箱を探せ。
- 箱の中に入っているといって他人を責めるな。自分自身が箱の外に留まるようにしろ。0
- 自分が箱の中にいることがわかっても、あきらめるな。努力を続けろ。
- 自分が箱の中に居た場合、箱の中にいたということを否定するな。謝ったうえで、更に前に進め。これから先、もっと他の人の役に立つように努力しろ。
- 他の人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、よく考えろ。
- 他の人が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ。
小さな問題を少しずつ解決し、「箱」から脱出して人生をもっと楽しみたいです。